醸造のプロセスにおいては特に 作業がしやすく、また良好な衛生状態を常時保てるよう配慮されています。また、近代的な設備の導入によって最新の技術を駆使した醸造が可能となり、空調システムによって温度・湿度が常時最適の状態に保たれています。ブドウ畑ごとに分類 されたブドウは 36 のステンレスタンクに詰められ 発酵を待ちます。その際各プロセスごとに要求される温度が保たれています。ワインに酸素を触れさせる目的で行われる樽の詰め替えは、重力を利用して一段低い所にある樽に流し込まれる、という方法が取られます。その他、 最新の醸造技術であるミクロオキシジェナション(微量酸化技術)、選別用レーン等の設備によってワイナリーに送られて来たブドウは細心の注意を払って加工されます。
収穫されたブドウは温度調節された倉庫に送られ、一粒一粒が手作業によって選別されて行きます。その後、軽く圧搾され果軸が取り除かれ、白ワイン、ドミニオ・デ・タレス・ゴデリョ Dominio de Tares Godello の場合、ステンレスタンクで低温に保たれマセレーション(果皮浸漬)の過程に入ります。これはブドウの香りを最大限に引き出すのが目的です。次にこのモスト(発酵前のブドウ搾汁)はフランス製オーク樽(新品)で発酵されますが、この時樽の中の澱を撹拌します。
メンシア種を使った赤ワインの場合は軽く圧搾され軸を取った後にアルコール発酵のプロセスに入ります。ここではルモンタージュ(ポンプを用い発酵層の中からモストを汲み上げ循環させること)という技術 によって果実のうまみを引き出します。このマセレーション(果皮浸漬)のプロセスはそれぞれのブドウ畑ごとに区別 されて 行われます。これは違った持ち味を持つそれぞれの畑のブドウの個性を最大限に引き出すためです。新品の樽に入れられ熟成されるブドウもあれば、発酵が終わった段階でその他、様々なタイプの樽に入れられ熟成を待つものもあります。つまりどの畑で穫れたブドウかによって熟成方法が異なるのです。 |